事業再生・経営革新支援

 不採算の事業を何とかしたい、1社依存から脱却したい、新たな売上の柱を作りたい、資金繰りを改善したい、という企業ニーズに対応すべく、企業の既存事業の立て直し、新規事業開拓を支援するものです。
 具体的には、経営改善計画策定(リスケジュール・DDS・DES等)、事業譲渡、倒産対策、売上拡大、販路開拓の各種支援を行います。

事業再生とは

 今まで行ってきた事業が不採算のまま継続すると、損失額が蓄積し資金繰りが厳しくなるため、借金返済が困難になります。
 そのような場合に、借金返済条件を見直し、事業そのものを顧客ニーズなどの観点から事業そのものを作り直すことで、資金繰りが改善できます。

経営革新とは

 自社の強みがある場合、その強みが新たな顧客ニーズに合致していれば、新たな経営の機会ととらえることができます。
 そのような機会に、新商品の開発や生産、商品の新たな生産の方式の導入など、新たな事業活動を行うことができます。

事業再生の手続きの流れ

①過去の実績や現状を分析し、実態を明らかにします。それにより会社の正常な収益力が把握されます。
②その上で、今後の事業の将来性や達成可能な事業目標を、事業計画に落とし込みます。
③その事業計画をもとに金融機関と借入金返済計画の変更を含め、金融支援を要請します。
④金融機関は、その会社に適切な金融支援策を元に支援を行うことで、業績回復を後押しします。
※金融支援は、中小企業活性化協議会によるガイドラインに基づく取り組みが、一般的に進められています。

経営革新の手続きの流れ

①会社が進むべき将来像を描き、経営理念などを再確認するとともに、経営資源の現状や今後やってみたいことを洗い出します。
②洗い出した情報をもとに、向こう5年ないし10年の事業計画を新たに策定します。
③金融支援が必要な場合は、その事業計画や自社の強み、事業の収益性や将来性をまとめ、金融機関と交渉して資金調達を行います。
④新たな事業の組織体制などを整えた上で、事業計画に基づき事業を進めていきます。