自己紹介やSNS投稿などで、自分の写真を公開することがあると思いますが、私は今までスマホで自撮りしたものを、何の躊躇もなく使っていました。
このたび、集客コンサルタントの助言もあったのを機に、プロのカメラマンに撮影してもらうことにしました。
カメラマンは女性
撮影してもらうカメラマンは、その集客コンサルタントの紹介によるもので、通常は相手と結託して高い料金を請求されることもありますが、私の場合は自分からコンサルタントに誰かいないか尋ね、その金額もそこそこの価格だったので、頼むことにしたのです。
そのカメラマンはアラフォーくらいの女性で、紹介されたホームページでは、確かに中年男性のポートレート写真が掲げられていましたが数枚しかなく、ほとんどが女性モデルのものでした。
男性写真が少ないのは気になりましたが、異性の目から見た撮影の仕方は案外いいかもしれません。
腕が確かならば特に気にすることもないなと思い、撮影してもらうことを判断いたしました。
そのカメラマンのスタジオは池袋にあったので、横浜からわざわざ遠方に赴くことになったのですが、昔と違って交通の便が良くなったようで、乗り換えもなく長時間の乗車の苦痛を全く感じませんでした。
ちなみに利用した交通機関は、横浜から東横線と副都心線を乗り継いだ急行で、約40分の乗車ですが、昼時だったのでほとんど座っていくことができました。
スタジオでの作業
スタジオに入って、まず顧客シートへの記入を行いました。
ネットからの最初の申し込み時には、氏名や住所、連絡先、メールアドレスなど一通りの情報を提供していたので、改めて手書きも要求するのかと思いましたが、こちらも特に気にせず、申し込み時とほぼ同じ内容の情報を記載しました。
その後、撮影の準備としてメイクアップを行いました。
自分は男性でもあり、今までメイクアップはほとんど行った記憶がないので、すこし恥ずかしい気持ちもありましたが、床屋に行った気分でメイクアップを受けました。
全く違う話ですが、男性の化粧と言えば、思い出すのがルキノ・ヴィスコンティ監督作品「ベニスに死す」で、主人公が美少年の気を引こうと化粧をする場面を思い出しました。
そんなこんなで、いよいよ撮影をすることになります。
撮影では、スタジオの奥に幕を張って薄暗いライトを当てた場所に立って、いくつかのポーズをカメラマンの指示に従い行っていきます。
こういう時にはスターになった気分になるものでしょうが、自分は全くそのような気分にはならず、ただカメラマンの言うなりに右を見たり左を見たり、腕を組んだりしておりました。
ただ、心がけていたことは、収支笑顔を作ることだったので、それを察してか、カメラマンはしきりに「すごくいいですね」とか「うまく撮れてますね」とか言われるので、自分もいつのまにか乗ってきて、あれよあれよという間に200枚ほど撮影しました。
撮影はスーツを着てのものと、カジュアルな普段着のものの2種類を前半と後半に分けて行い、上半身のみの注文でしたので、それほど撮影のバリエーションはありません。
撮影ファイルの引き渡しはクラウド
撮影が終わって、しばらく休んでいる間に先方から撮影したすべてのファイルをその場で貰うものと思っていました。
以前、証明写真をCD-ROMなどの媒体を渡されていましたので、今回もその媒体なのかと思ったところ、その場で言われたことは、クラウドを利用して自分でダウンロードする方法でした。
あらかじめ伝えてあるメールアドレスにダウンロードサービスサイトのURLを通知することにより、自宅のパソコンからアクセスしダウンロードするのです。
ペーパーレス化ならぬメディアレス化とでも言うのでしょうか、クラウド活用とは、さすがに時代は進んでおりますね。
たしかホームページでは「撮影納品枚数 約200点(当日渡し)」と書いてあったので、その場でメディアを渡されることを期待していたので、内心面喰いましたが、クラウドは慣れていますので、すんなり了解しました。
料金の支払いはあらかじめ振り込んでいましたので、そのダウンロードの案内をもってその場での撮影作業はすべて終了となりました。
事務所に戻り、早速ダウンロードしたところ、すべてのファイル名が文字化けしておりました。
よくよく調べてみると、MacとWindowsで日本語エンコードが違うために起こることが判明したため、一時的にWindowsのエンコードをShift_JISからUTF-8に変更してダウンロードを行ったら文字化けが治っていました。
というわけで、以上がプロフィール写真撮影体験の一部始終となります。
これも独立開業の一過程になるんでしょうかね。