今年6月に独立開業して、もうすぐ半年が経とうとしておりますが、まだ仕事らしい以後とをしておらず、収入はありません。
今後のことを含めて、今思うことを徒然なるままに書き綴りたいと思います。
税理士業務について
私は、大学を卒業してから26年、国税専門官として国税庁、東京国税局および6か所の税務署で税務行政に携わってきました。
そのうちの約半分が法人調査をしてきましたので、その経験からこれからの税理士業務に役立つものと思っておりました。
しかしながら、税務調査経験だけの取柄で税理士顧問が成り立つわけではなく、基本的な税理士業務を行えないとなれば、ほとんど仕事にならないでしょう。
残念ながら、私は国税での経験年数から税理士資格を得たため、いわゆる税理士業務の経験がまったくありません。
そのため、いざ税理士として顧問契約を結んだとしても、それこそ手探り状態で行わざるをえないことになり、なかなか自分から売り込めるような気になれないのです。
いっそのこと、他の税理士事務所に勤務税理士として就職する手もあるかもしれません。
いくら組織のしがらみを抜け出したい思いで独立開業したとしても、収入がなければ食べていけないので、まずは経験を積むということで我慢しながらしばらく勤め上げるのも手だと思われますが、まだその気にもなりません。
もっとも、税理士業務にはそのような事情があるため、前の職場をリタイアする直前1年かけて、中小企業診断士の資格を取得したのです。
中小企業診断士の資格取得
中小企業診断士の資格試験について、1次試験は実力で合格を取りましたが、2次試験は1回受験しただけで、翌年は受験しませんでした。
1次試験は7科目ありますが、4~5択のマークシート方式であり、科目合格制でもあったので、3年かかりましたが合格を得ることができました。
それに対し、2次試験は4つの事例を記述式で解答するものですが、なかなか解答に導くための要領が悪く、1年目の成績は芳しくありませんでした。
そのため、2回目の受験に対し途中まで勉強しましたが、とても2回目で合格できる自信がなかったことから、その照準を登録養成課程の受講に変更しました。
そして2回目の受験を棄権し、翌年、登録養成課程を運営している株式会社日本マンパワーの筆記試験・面接試験を受け、運良く合格し1年間の登録養成課程を受講することができました。
受講中は通勤との掛け持ちでかなりきつい時期もありましたが、どうにか翌年の修了まで通い詰めることができ、晴れて中小企業診断士資格を取得できました。
このように、慣れない税理士業務を中小企業診断士業務で補う、または診断士業務中心で、さらにはダブルライセンスでの相乗効果でと、独立後は将来の可能性に大いに期待したものでした。
しかし、残念ながら、まだその可能性を実践するまでには至っておりません。
独立後のこれから
そのように、診断士資格の取得で前の会社を退職までぎりぎり過ごしてきたため、独立後に対する助走を勤務中にはできておらず、独立してから営業スキルやコンサルタント・スキルを身に着けることになりました。
所属する税理士会では、オンラインではありますが研修制度が充実しており、勉強する環境は整っています。
また、中小企業診断協会でも同期会や研究会などに出席し、こちらも勉強する機会はたくさんあります。
そのような状況の中で、足りないものと言えば営業スキル、つまり顧客獲得へのアプローチ方法になります。
そのため、独立してすぐに日本キャッシュフローコーチ協会の養成塾の場で、さらに1か月後の7月から志師塾という先生ビジネスマーケティングを開発する場で、自分のコンサルタント・スキルやセールス・スキルを磨こうと奮闘しております。
財務会計系の知識・経験、ノウハウは税務行政やその後の民間企業の経理責任者を通じて35年も携わっていたので、そのなりの自負はあります。
これをどのように発信して見込み客に伝えるのかが、顧客獲得を左右することになりますので、まだしばらくかかるかもしれませんが、しっかりと前を向いて進んでいきたいと思っております。