先日、この秋本番の紅葉狩りをしようと、妻と鎌倉散策をしました。
今回伺った3つの寺について、いくつかの写真と共にお伝えしようと思います。
まずは北鎌倉で下車
紅葉の鑑賞は時期や場所により違いますが、おおむね11月下旬が見ごろではないか、ということで、当初は11月23日の勤労感謝の日に散策することを考えていました。
しかしながら、この日は荒天だったことから、1週間先送りし、30日に行くことにしました。
天気予報では先週に引き続き雨模様とのことでしたが、実際に雨は未明にあがり、当日は時より青空も見えるほどの曇天でした。
紅葉では晴天の方が映えるのでしょうが、贅沢を言っている場合ではないので、それなりに曇天下の紅葉を楽しむことにしました。
私の住まいは横浜の磯子なので、JR根岸線により大船駅で横須賀線に乗り換え、次の駅の北鎌倉で下車し、最初の訪問先である円覚寺に向かいました。
円覚寺での紅葉狩り
円覚寺は、ご存じ臨済宗の大本山で、禅寺で有名なところです。
多くの著名人も参禅しており、かの夏目漱石や島崎藤村といった文豪もゆかりがある有名なお寺ですね。
紅葉はところどころ散在しており、その赤さにも種類によってさまざまであるようで、オレンジかがったものや、朱色のもの、深紅のものなど、いろいろと目を楽しませてくれています。
ちょうどNHKの大河ドラマで「鎌倉殿の十三人」を放映していますが、私は特に歴史に興味はなく、円覚寺がどのような寺なのかわかっておりません。
むしろ、景観としての寺院の方に興味があるので、歴史的背景は抜きにして紅葉狩りという動機で楽しみました。
何枚か現場で撮った写真をご覧ください。
明月院にて
次のスポットは明月院で、こちらはどちらかというとあじさいで有名な寺ですね。
あじさいの時期はとっくに終わっていますが、やはり自然豊かな場所でもあることから、紅葉もきれいに“咲き”乱れていました。
自然豊かということは、四季折々の草花が鑑賞できるということなので、どの時期に伺ってもそれなりに堪能できるわけです。
こちらも、その場で撮った写真をご覧いただければと思います。
有名な丸窓からの情景も、うまく写真に収まりました。
最後は建長寺
そして、この散策の最後として建長寺を伺いました。
建長寺も臨済宗の大本山で有名な禅寺です。
境内にはいくつかの門や仏殿、龍王殿などがそこかしこに配置され、威厳のある佇まいには圧倒されますが、肝心の紅葉はなかなか目に留まりません。
妻に聞くと、奥にある半僧坊までいけば紅葉がきれいよ、ということだったので、その半僧坊まで行くことにしました。
さすがにその奥は山に登る地形となっているため、途中の階段は結構きつく、途中で両足の大殿筋が悲鳴を上げるほどでした。
60歳にもなって、ほとんど平地でのウォーキングしかしていないので、何百段もの階段を一気の上っていくような筋肉は付いていないことを、改めて思い知らされました。
その半僧坊までくると、ようやく紅葉狩りができたのですが、階段は落ち葉だらけで、紅葉を楽しむといった余裕はありませんでした。
昔はそれほど苦にはならなかった上り階段ですが、やはり歳を重ねるにつれ体力の衰えは思った以上に進んでいることを実感させられました。
というわけで、今回は鎌倉で有名な3か所の寺を巡りましたが、それなりに楽しむことができました。
次は、梅の季節に別の寺院を散策したいと感じております。